イベント, インフォメーション, デザインパターン, ネットワーク

明日からJANOG37 Meetingが名古屋で開催されます。
DMMもスポンサーになっているので興味がある方はスポンサーブースまでいらっしゃってください。
ただ、冬なので残念ながらカキ氷はありません。ごめんなさい。

JANOG37 Meeting
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog37/

今回もプログラムは盛り沢山ですが、全体的にわかりやすいプログラムが多いな、という印象です。
そんな中、2日目の夕方、パターンを題材にBoFをやることになりました。
わかりにくいプログラムが1つぐらいあっても良いよね。

Pattern BoF 2 – Pattern Oriented Network Architecture
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog37/program/pattern

 

登壇者はかなりスペシャルです。

1人目はソフトバンクが誇るアーキテクトの松嶋さん。
松嶋さんは数々の実稼動している巨大サービスネットワーク基盤を設計してきているのですが、そのデザインを良く見ると、うはー、と思うポイントがいくつかあるんですよね。

たとえば、高速切り変えのため、ルートリフレクターをSDNコントローラとして使う、というようなアイディアをサービス網に実際に導入したりしています。
その説明資料が以下なのですが、なんと2007年の発表なんですよ。
このシステムは今も動いているらしいですが、時代を先取りしすぎている感はあります。

JANOG 20 〜 高速な障害復旧に必要な思いやり 〜
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog20/pg-kousoku.html

ソフトバンクのIPv6対応は、ステートレスなプロトコルを用いて進められているのですが、この裏にも松嶋さんの思いが詰まっています。
以下のセッションの松嶋さんの資料を眺めてもらえるとわかるかと。

JANOG 25 〜 既存ユーザへのIPv6 提供と実装を考えてみる 〜
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog25/program/v6deploy.html

JANOG 26 〜 IPv6時代のIPv4を考える 〜
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog26/program/dslite.html

JANOG30 〜 これでいいのか4rd -標準化と実装と運用のはざまの奮闘記- 〜
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog30/program/map.html

最近ではIPv6の中にVIDを埋めこむことでオーバレイネットワークが作れるというようなアイディアなんかも喋っています。

MPLS Japan 2015
http://www.mpls.jp/

EVPN/Overlayとネットワークアーキテクチャ
http://www.mpls.jp/presentations/MPLS-JAPAN2015_matsushima_post.pdf

他にも松嶋さんのアート(?)はあるのですが、常人では思いつかない発想がどんどん出てくるというのは、ぶっちゃけ天才であり変態ではないかと。

 

2人目の登壇者はシスコの河野さん。

河野さんは普通の人より先のことが見えてるんですよね。
話をすると、謎なことを言ってるなあ、と思うこともあるんですよ。
でもそれが1年後ぐらいにふと、なるほど、あのとき言ってたのはこういうことだったのか、と気付いたりします。

技術的な予言は深い知見の組立てで行なわれるわけで、そもそも河野さんが言うことをちゃんと理解するには、それ相応の勉強が要求されます。
たとえば昨年11月でのMPLS Japanでの発表資料を見てもらいたいのですが、

Networkプログラマビリティとステート性・トランザクション性
http://www.mpls.jp/presentations/MK_state-in-programming_01.pdf

この発表では

– ネットワークに関するある程度の知識
– SDNについてのここ数年の動き
– 宣言型プログラミングについての知識
– 分散システムについての知識
– コンピュータサイエンス
– ネットワーク技術の歴史
– トップエンジニアが持っている哲学的なもの

などが詰まっている感じでしょうか。
そのへんの前提知識があった上で未来を理路整然と組み立てているように感じます。

河野さんはシスコのブログも書いています。
これも中身がとても濃くてタメになります。

Cisco Japan Blog >> Miya Kohno
http://gblogs.cisco.com/jp/author/miyakohno/

 

今回のBoFにあたっては、松嶋さん、河野さんとDMMの酔っ払いさんの3人から、ネットワークシステムをデザインするときの考慮点を聞いて、デザインパターンとして抽出をしてみました。
そのパターンをネタとしてあれこれ話ができれば良いかな、と思っています。
パターンを使えば、アーティストや予言者が考えていることがうまく説明できるかもしれません。
というか、できるといいなあ。

 


 

過去の関連エントリ

JANOG34 Meetingで話をしてきました

JANOG35 Meetingで登壇してきます

JANOG US Regional Meeting 2015-10-23

JTF2015でスキルパターンを作った話をしてきました

 

イベント, デザインパターン, 勉強会

今年もJuly Tech Festaで登壇の機会をいただいたのでスキルパターンを作った話をしてきました。

JTF2015(July Tech Festa)
http://2015.techfesta.jp/

眠け覚ましにミニワークショップもやってみたのですが、わりと楽しんでもらえたようです。

他のセッションは格好良い技術ネタが多かったようで、この発表がおそらく最ユルセッションだったんじゃないかと。


ちなみに去年はわりと硬めに、DMMのインフラの裏側についての発表をしています↓

コラム, デザインパターン, 勉強会

ネットワークエンジニアに求められるスキルって何でしょうね?

CCNAを持ってる?、LPICを持ってる?、それは一定の指標にはなるけど現場で求めてるスキルとはなんか違う。

ITスキル標準(http://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/)のようなガッツリとしたフレームワークもなんか違う。

とはいえ、あいつはできる奴だ、みたいなものは、みんななんとなく感じてると思うんですよね。

その「できるエンジニアの行動」をパターンとして抽出してみよう、というキックオフプレゼンテーションを社内向けにしてみました。

うまくパターンが作れることを祈っててくださいまし。

PAGE TOP