Huawei見学ツアー その3 〜 本社ショールーム訪問 〜

2日目は本社見学。

ホテルからHuaweiの社用車で移動。
その社用車というのが豪華仕様なのですよ。
マイクロバスを改造して革張りのシートを2列にゆったりと設置し袖机付き。
接待用に同じような車が沢山あるとのことでした。

IMG_0836

道路を走ってる車はやっぱり多い。
片側7車線が車で埋まってのとかを見ると中国すごいわーと思うしかない。
しかも高そうな車ばかりなのよね。
コンパクトカーは中国では売れないそうですよ。

IMG_0837IMG_0842IMG_0844

高層マンションやら、ばかでかいバスターミナルやらを眺めつつ本社に到着。
本社の敷地は東京ドーム42個分。
R&Dだけで4万6000人が働いているんだとか。
すごいねえ。

IMG_0849IMG_0850

まずは地下のショールームを見学。
ここはビジョン的な展示が多いせいか残念ながら撮影禁止。

最初の展示は、Huaweiが考える2020年の携帯端末の仕様。
こんな数字が書いてありました。

  • 10Gbpsのスピード
  • 1msのレイテンシー
  • 1ミリオンコネクション/km^2

なんか現状と桁が間違ってる感がある。
(実は5G通信の要求事項とほぼ一緒です)
この仕様を実現するために技術開発をしています、とのこと。

展示を見ていくと、このビジョンのために着々と技術開発している様子が良くわかるのよね。
基地局を統合したり、大容量転送技術を開発したり、データ分析をして電波の利用状況を可視化をしてみたり、データセンターアーキテクチャを提案してみたり、端末を作ってみたり。
要素技術をちゃんと開発しつつ、それらを組み合わせて製品化してるんだなあ、という印象を持ちましたよ。

 

地下のショールームの次はエンタープライズビジネス向けのショールームを見学。
ここは今ある製品の展示が主なので撮影もOK。
写真を貼っていきますね。

入口を入ると、Welcomeボードでお出迎え。ちょっと嬉しい。

IMG_0857

1Fショールームの全体像。かなり広い。

IMG_0874

壁を埋めつくす特許。

IMG_0860

各年の売上と地域別の売上比率。中国とヨーロッパでの売上が高いらしい。アメリカ向けは少ない。

IMG_0863

170カ国以上でビジネスをしていて、R&Dの拠点は16箇所、17万人以上が働いている。

IMG_0865

64Tbpsのデータプレーンを持つスイッチ。データプレーンのボードは縦に刺す構造になっている。

IMG_0897IMG_0909

400Gのラインカード(一番右)。

IMG_0907

ミッションクリティカルサーバ、KunLun。

IMG_0918IMG_0919

データセンター間のDRデモ。
右側と左側を100kmのファイバの実物で接続していて、左側のブレーカーを落とすと自動的に右側のデータセンターでサービスが引き継がれる。

IMG_0929IMG_0956

IMG_0957IMG_0958

モジュール型データセンターのデモブース。
UPSやジェネレータ等もラックに収容されている。

IMG_0932IMG_0946

IMG_0948IMG_0951

都市治安管理向けSafe Cityデモンストレーション。

IMG_0963IMG_0965IMG_0970

水没させても大丈夫な防水LTEトランシーバ。

IMG_0975

 

これ以外にも、サーバ、ストレージ、スイッチ、ルータ、セキュリティ機器、等、沢山の製品が展示されていました。
エンタープライズのビジネスに必要なものがフルラインナップで揃っている印象ですね。

もうすでにお腹いっぱいかもしれませんが、次回は、Huawei本社でのランチ風景をお届けする予定です。

IPv6にどう取り組むか

1年ほど前、イケてないIPv6とどう付き合うか、という社内勉強会で、

  • レイヤを交換するとプログラムの挙動が変わるのはイケてない
  • IPv6は難しすぎてイケてない
  • 今すぐ対応する必要はないけど必要になったときのために勉強しときましょう

というような話をしたのですが、状況が変わってきたので、またIPv6の社内勉強会をやりました。

最近の状況をざっくり言うと以下のような感じでしょうか。

  • AppleがNAT64/DNS64環境でアプリを動作させることを要求してきた。
  • Google、Facebook、Apple等のハイパージャイアントがIPv6を強力に推進してきている。
  • IPv6を使ったインターネットの方向性についても共通見解が見えてきた。

IPv6は沢山の人の思い、時間、お金を費して、どんどんカオスになっていた感があるのですが、ハイパージャイアントという潤沢な資金力によって整理されようとしている、という現状はなんだか面白いなあ、とは思います。

コンテンツ事業者としては、その流れを見極めつつ、進む方向を考えなければいけないと思っています。

参考資料

スライド中のURLを書き出しておきます↓

DMM.comラボからの発信

ツチノコブログ イケてないIPv6とどう付き合うか
http://tsuchinoko.dmmlabs.com/?p=1662
IPv6について喋って、と無茶振りされた社内勉強会の資料とブログ。
エンジン形式、ジャニーズ、将棋棋士等の教養要素も加味。
レイヤを交換するだけでプログラムの挙動が変わるのは仕様がイケてないよと言ってみた。

JANOG35 Meeting – なぜ、IPv6 対応したくないのか
https://www.janog.gr.jp/meeting/janog35/program/ipv6/
上のブログを馬渡さんに補足されてJANOG35で喋った時の資料。
IPv6に関わった人々の前で、やりたくない、って言うのはかなりドキドキした。

Appleの動向

iOS Developer Library
Supporting IPv6 DNS64/NAT64 Networks
https://developer.apple.com/library/prerelease/ios/documentation/NetworkingInternetWeb/Conceptual/NetworkingOverview/UnderstandingandPreparingfortheIPv6Transition/UnderstandingandPreparingfortheIPv6Transition.html
Appleによる iOS の IPv6 DNS64/NAT64 に関する説明資料。
環境の簡単な作り方についての説明もある。

海外の状況

諸外国におけるIPv6対応の状況
http://www.soumu.go.jp/main_content/000368565.pdf
総務省の資料。
これを見ると徐々にIPv6対応が進んでいるのがわかる。
原状はまだ比率としては多くないが、今後も増えていくのは見えてきた。
Google、Facebook、等のハイパージャイアントが積極的にIPv6対応を進めている。

GoogleによるIPv6の統計情報
https://www.google.com/intl/ja/ipv6/statistics.html
これを見ても原状はまだ比率としては多くないが、今後も増えていくのは見えてきた感じ。

AkamaiによるIPv6の統計情報
https://www.stateoftheinternet.com/trends-visualizations-ipv6-adoption-ipv4-exhaustion-global-heat-map-network-country-growth-data.html#countries
すごく対応している国もあれば、まったく対応してない国もあるのがわかる。

総務省からの勧告関連

IPv6によるインターネット利用高度化に関する研究会第29会会合議事概要(案) 2015/9/28
http://www.soumu.go.jp/main_content/000385661.pdf
IPv6を推進したい立場の人と、コストやセキュリティのことを考慮して推進に消極的な事業者とのやりとりが厳しくせつなくて泣けてきます。
みんなそれぞれ立場があって真摯にやってるのはとてもわかる。。。。

「全スマホでIPv6接続を」 総務省が携帯3社にアドレス新企画への対応要請 2015/11/10
http://www.sankei.com/economy/news/151111/ecn1511110004-n1.html
上記の会合が決裂のような状況になったので総務省が強行手段に出た?

IETFでの標準化の動き

IETF93報告会 IPv6関連WG
https://www.isoc.jp/wiki.cgi?action=ATTACH&file=20150827_IETF93_update_05_nishizuka.pdf&page=IETF93Update
IETF94 IPv6関連ホットトピック
https://www.isoc.jp/wiki.cgi?page=PreIETF94&action=ATTACH&file=ietf94study_03_hottopic_nishizuka.pdf
西塚さんによるまとめ資料。
IETFでの標準化が混乱しつつ、まとまりつつある様子が良くわかる。
「IPv4 as a Service」が提案された。

宅内端末状況

IPv6移行の現状 – 宅内端末から見たIPv6とIPv4 –
http://www.slideshare.net/akiranakagawa3/2015-summer-seminar
JPNEの中川さんによる資料。2015年夏時点の状況がまとまっている。

CEDEC-Net 2015 での IPv6 環境の話

CEDEC-Net 2015 で IPv6 の会場ネットワークを提供してきました
http://yuyarin.hatenablog.com/entry/2015/08/31/011205

CEDEC-Net 2015 テクニカルレビュー
http://www.slideshare.net/yuyarin/cedecnet-2015
「動作しないアプリ → 艦これ」と名指しされてしまったよ。

DMMについての情報、その他

[イベント]「やまもといちろう、あの『ウワサ』のDMM会長・亀山敬司に直撃!」というイベントに参加してきた
http://itevangelist.net/blog/yamamotoichirou-dmm-kameyamakeishi-event/
DMMがどんな会社かが良くわかる面白イベント記事。
中の人が読んでも面白かった。

【堀江×亀山】ファーストペンギンは血まみれになる
https://newspicks.com/news/1256434?ref=user_9250
有料記事だけどわりと面白かった記事。
スライド中のファーストペンギンという単語はこの記事から引用。

【DMM亀山敬司講演@船井総研】第1回:「衰退業界での生き残りかたとは?」
http://dailynewsonline.jp/article/1045440/
DMMの事業に対する考え方が汲み取れる記事。
言いすぎて、会場をどん引きさせちゃったらしい。
そのうちアフリカ出張とかもありそうだよなあ。アフリカは何が美味いんだろ。

たかがレシピサイトに何故こんなに技術力が必要なのか?
http://techlife.cookpad.com/entry/2015/11/27/194316
「技術がなければ価値なんか届けられない」という、良い言葉が書いてある。

MaxClientsは誰のもの?

 

ウェブアプリケーションにおけるMaxClientsとは

快適な動作が保証できる最大値を指定するものと認識しています。

かつては

これを増やせば受け入れる人数が増えるのでパフォーマンスが上がるものなんだという幻想を抱いていた時もありました。^^;

さて、「MaxClients」の値

みなさんの会社では誰がどのように決めているのでしょうか?

dmmではインフラチームが今までの経験(平均的なアプリケーションとサーバスペック)からこのくらいだろうという数字を設定しています。

ただ、最近この値の設定が怪しくなってきました。

増え続ける開発者、短サイクルなデリバリー等により

アプリケーションのパフォーマンスにばらつきがでるようになります。

そのばらつきを考慮できず値をインフラチームが設定することで、

MaxClientsまでの接続を待たずしてサーバの負荷が高くなり、

特定のアプリケーションによる遅延で全体のパフォーマンス遅延へと発展するというケースが見られるようになってきています。

また、こういった例ではいつだって後手後手の対応となってしまいます。

 

これを踏まえて「誰のものか?」という問いかけに戻ります。

ウェブアプリケーション開発者側でデリバリーされるすべてのアプリに対して

保証できる数字を提示してもらえれば、

正確に「快適な動作を保証できる値」を設定が可能であろう思っています。

これにより先手(アプリチューニング、スケールアップ/アウト)での対応が可能となり品質の均一化も同時に解決できるのではないかと。

ですので、私個人としては「ウェブアプリケーション開発者」のものなのかなあと。

あとはフェールセーフな機構として、

すべての処理を見える化し処理に2秒以上かかるものは強制的に排除できるような仕組みを実装

これにより問題の伝搬を防ぐ対応ができれば完璧じゃないかなと。

みなさんは、どのようなお考えをお持ちですかね?

桜島大噴火に思う。インフラ編

桜島の大噴火で思います。

911

アイスランドの大噴火

タイの大洪水

これらの災害やテロでインフラにおいても影響がありましたね。

911の時はCISCOのルータが届かず。

アイスランドの大噴火では、ヨーロッパからRSAのキーが届かなかった。

タイの大洪水はみなさんも記憶に新しいと思いますがハードディスクの供給に多大な影響を及ぼしました。

こうやって見ると、災害やカントリーリスクはみなさんに取っても対岸の火事ではありません。

いつどこに潜んでいるか分からない

起こった後では非常に無力です。

前もって多くの機器を確保しておくことも検討の一つになりますが、まずは余裕を持ったスケジュールを立てるのが重要ではないでしょうか。

機器以外にも、ディザスタリカバリーなども予算に合わせて検討するいい機会かもしれませんね。

最後に

鹿児島の皆さま謹んでお見舞い申し上げます。

つぶやき進化論アナザーサイド

dmmの成長の傾向として良くも悪くも一定した右肩あがりでした。

これは他のサイトとは違いある意味特殊な安定したトラフィックです。

ある一定の予測をもとに拡張すればいいわけですからエンジニアはそれほど苦労することがありません。

これらの特性に非常に助けられていたと感じています。

世に名を連ねる他の大規模サイトたちのトラフィックは

突然のユーザ増やアクセス増加によるスパイクにさらされ続けることで現在の高い技術力を持つに至ったのだと思う。

dmmもトラフィック特性が他のサイトに近くなってきているように思いますし、

勘違いすることなく「カイゼン」を積み重ねて高い技術力を身に着けたいと思う。
また、そのカイゼンをみなさんと共有し、つぶやきを重ねることでさらなる進化につながればと。

自分は「それ以上のものを持っている」との自慢つぶやきや

「ばかだなあ、おれならこうするね」とバカだねつぶやきが何かを変える。

つぶやきにより何かと何かが合わさって偶然新しい何へ進化を遂げるみたいな。

それがつぶやき進化論アナザーサイドかな?

どんどんバカにしていただけると助かります。