OpenStack, 小ネタ

おはようございます。ライトノベル好きのツチノコです。

さて、先日までOpenStackの検証環境を作って検証をしていました(Mitaka Release)。
その時につらかったことの1つが、設定項目に設定するべき値やそもそも項目自体の存在がわからないということでした。
結果としてドキュメントやdaemon起動時の設定値のダンプを見ていろいろと悩んで解決できたのですが、そもそも設定値がどこで定義されているかをmain関数から追いかけてみました。

novaを例にとるとmain関数はcmd/以下にあります。
cmd/api.pyを例に読んでいきます。

37行目にそれっぽい部分があります。

nova.conf.CONFはconf/__init__.pyで定義されています。
cfg.CONFはoslo_config.cfg.CONFというグローバル変数で、その下にそれっぽい関数があります。

この関数の実態はconf/api.py#L403にあります。
それで上のほうを見ると、OptGroup(confファイルで[api]などのセクションになる)とOpt(confファイルでauth_stratedy=…_というオプションと値となる)が定義されているところが見つかります。

まとめ(novaの場合)
・conf/*.py に各オプションの定義があります。
・import nova.conf した段階で各オプションがCONFに登録されます。

他の(いまのところドキュメントが充実していない)プロジェクトもこうやっていけばオプションにたどり着けるはずです。

おまけ
こんな感じで全ファイルをロードしてregister_opts関数を呼べばひょっとしてオプションのリストができるのではということを思いつきました。何事も暴力で解決するのが一番だ。

結果のnova.txt(348KBあります)の一部です。

わーい。

生成に利用したツールは以下の場所にあります。
リポジトリ
プロジェクトごとに生成したテキスト
中間生成されるjsonの例

ドキュメントがあればそちらを参照するのがよいですが、今のところドキュメントが見当たらないdesignate/magnumなども生成できますので、これはこれでよいかなというところです。

今後もいろいろ実験していこうかと思います。

P.S. 発売日が近い本の中でぜったい転職したいんです!! ~バニーガールは賢者を目指す~が気になっています

コマンド, 小ネタ

おはようございます。ライトノベル好きのツチノコです。年末年始に読むライトノベルは決めましたか?

さてansibleのplaybookを書いていたりすると、ディレクトリ構造が深くなりがちです。
作業中に深いディレクトリから浅いディレクトリへ移動するときにめんどいのでなんとかしました。
・cd ../../../ などで上がろうとすると、いくつ上がるんだっけとか、間違って ./ や …/ と typo する
・popd しようとしても移動先ディレクトリがスタックに入ってるとは限らない

.bashrc に以下のfunctionを定義します。

これでカレントディレクトリのパスの一部を指定して、そのディレクトリにcdするコマンドuptoができました。

こんな感じで使えます。

補完も効きます(候補がsortされるけど・・・)

部分一致にも対応してます。

べんり。

p.s. 華麗なる探偵アリス&ペンギンおもしろいですね

OpenStack

おはようございます。ライトノベル好きのツチノコです。

OpenStack Summit October 2016 – Barcelonaに参加していますので、3日目(10/27)の様子をお伝えします。
3日目はKeynoteがないので、会場の外観です(1日目・2日目と天気がいまいちでようやく晴れのきれいな写真が撮れた)。

ccib

Keynoteがないのでおすすめのセッションです。

Ceph, Now and Later: Our Plan for Open Unified Cloud Storage
Red HatのSage WeilさんによるCephの現状と将来のプランについてです。

重要そうなトピックは3つ。
・(やや古いニュースですが)Ceph Filesystemが安定になりました
Ceph BlockやCeph Objectは”AWESOME”だったけど、Ceph Filesystemも”AWESOME”になったということで会場は盛り上がってました。

・新しい種類のメモリ
そろそろIntel 3D XPointなどのPersistent Memoryのことを考えないといけない時期です。
特性は、Flashと比較してアクセス速度が速いけど容量が小さくて高い。
FlashとHDDの使い分けを考えたように、Persistent Memoryのことも考えましょう。

・新しいBlueStore(=block+newstore) backend
これまでのFileStore backendにかわって新しいbackendになります。Krakenリリースですでにstableとのこと。
どうもErasure Codingでのファイル書き換えなどがこのbackendに依存しているようです。

会場でいろいろ話を聞いていてもみんなCephを使っている感じで、Ceph関連セッションの人の入り方はよかったです。このセッションは本家の発表だけあって満員。
(逆にベンダが製品を押すセッションはがらがら・・・)
OpenStack界隈ではdefaultになりつつありそうです。

こちらもCephを使っているVolkswagenの事例のセッション。
OpenStack and Cars – The OpenStack Journey of the Volkswagen Group

ちょっとサーバ1台あたりの容量を計算してみます。
・Volkswagenの事例では150serversで840TBのCephストレージ。サーバ1台当たりに直して5.6TB/server。
・1日目のDreamHostの事例ではサーバ1台当たり960GB SSDが8本、二重化されてると推定すると3.8TB/server。

Web屋さんの感覚からすると大分大きいですが、社内インフラや各種研究データを抱えようとするとこれくらいが必要なのかもしれません。
1日目KeynoteでもあったようにOpenStackがTechnology Company以外にも適用が進んでいるというのをひしひしと感じます。

おわりに:
3日にわたってOpenStack Summitの様子を少しずつですがご紹介しました。
今回のOpenStack Summitでは、OpenStackはOpenでCollabolativeだというメッセージを強く打ち出していたように思います。
今後もその方針が継続されるとよいですね。

closed

OpenStack

おはようございます。ライトノベル好きのツチノコです。

昨日に引き続きOpenStack Summit October 2016 – Barcelonaに参加していますので、とりいそぎ2日目(10/26)の様子をお伝えします。

2日目もKeynoteから始まりました。Jonathan Bryceさん(OpenStack Foundation)によるMulti-Cloudの話です。

keynote

すでにEU内では複数のOpenStackベースのPublic Cloudが立ち上がっています。

特にヨーロッパではEU外へのデータ持ち出しに関する規制が厳しいため、EU内にデータをとどめておきたい事情があります。
これに対応するため、OpenStackが使ってCloudを作るという選択がされることが多いようです。
(例えばtwitterをEU内から見ると、「Twitterのサービスを利用すると、Cookieの使用およびEU外へのデータ転送に同意したことになります。Twitterとそのパートナーは、アナリティクス、カスタマイズおよび広告目的も含めて、世界中でサービスを提供し、Cookieを使用します。 」という通知が表示されます)

こちらは会場の壁にあったヨーロッパのOpenStackで構築されているPublic Cloudのリストです(Keynoteでも同じものを出して説明していた)。

euro_public_cloud

さて自由にコンポーネントを組み合わせるOpenStackで避けて通れない問題が、互換性です。
このOpenStackで動いているApplicationを他のOpenStackに移せるだろうか?Distributionに(もしくは自分たちのDeployに)ロックインされていないだろうか?は常に問題となります。

それに対するデモの様子がこちらです。
OpenStackの各Distribution(Mirantis, SUSE, Ubuntu, Huawei, etc.,etc.,)で同時にwordpressをdeployしてます。
もちろん、と言える状況がすごいのですが、全員がdeploy成功して会場は盛り上がっていました。

interop_demo

今日のおすすめセッションは以下です。

おまけ: なぜか廊下で行われている #vBrownBag の様子です。

vbrownbag

OpenStack

おはようございます。ライトノベル好きのツチノコです。

早速ですが現在開催中のOpenStack Summit October 2016 – Barcelonaに参加していますので、とりいそぎ1日目(10/25)の様子をお伝えします。
(10/23-10/28のうち、10/25-10/27のメインのSummitに参加予定です)

初日には毎回恒例のMark CollierさんのKeynoteがあります。

keynote_mark

今回のテーマはWorld Runs on OpenStack(#RunsOnOpenStack)ということで、すでにOpenStackは様々な分野で利用されているということにフォーカスが置かれていました。なんとOpenStackの利用者のうち、80%がTechnology Company以外のとのこと。

その代表のひとりとして呼ばれたCERNのTim Bellさん。
Scienceの分野でもOpenStackは利用されています、というかCERNは世界で見ても大きいデプロイのひとつ・・・(CERNのOpenStackブログ)

keynote_cern_tim

さて、Markさんのお話で発表された重要なニュースですが、OpenStackのロゴが新しくなります。flat-designになります。
こちらは会場で見かけた新ロゴの写真です。

openstack_new_logo

みなさん気になるセッションはすでに動画を見てらっしゃると思いますが、面白かった or 役に立つセッションを紹介しておきます。

  • Deploying OpenStack with Neutron and Ceph: From Concept to Public Cloud (and Hell in the Middle)
    • DreamHostのデプロイ例
    • 当初想定: Storageを重要視してCephを選択、顧客がコア数を要求するのでAMD Processorを選択
    • ベータやってみて: HDD遅いし壊れる、顧客はコア数ではなく周波数を要求
    • 今のデザイン: 全部SSDでComputeとStorageが同居するConvergedに、Intel Processorを選択
  • Monasca: One Year Later
    • Monascaがうまれて1年が経ちましたというProject Update
    • そのうちZabbixやnagiosにとって代わる日が来るんでしょうか
  • Message Routing: A Next-Generation Alternative to RabbitMQ
    • MQのBrokerは遅いしScaleしないからRouterにしよう、という内容
    • BrokerがいったんメッセージをQueueに入れるのに対して、Routerはメッセージの宛先を見てQueueに入れずに送る

ほかにも面白そうなセッションありましたが時間が被ってて聞けなかった・・・・

それではまた、2日目の記事でお会いしましょう。

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