クラウド

 

fioに続きbonnie++での調査を行ってみました。

キャッシュが利いていて平等ではないとの指摘もあったので別のツールでも試します。

実態にそった現実的な数字が出てきたと思います。

コマンドの例はこちらです。

bonnie++ -d /mnt -c 32 -n 256:1024:1024:16 -u root -s 16000

※1Core/2GBメモリ/増設100GB
※価格性能比は1000円あたりのiops値

パブリッククラウド RandomSeeks
(iops)
type 月額 価格性能比 awsのプロビジョンドIOPSの価格で換算すると
idcf 1068 6,048 177 14,316
sakura 6392 ssd 3,675 1739 78,204
607 標準 2,100 289 8,784
nifty 1486 40 4,200 354 19,332
1493 200A 5,250 284 19,416
8177 ssd 25,200 324 99,624
ncom 120 1,050 114 2,940
aws
672(実測) iops
500
7,500 90
3684(実測) iops
2000
25,500 144

fioのベンチとはまったく違った結果ですよね。

これだとsakuraのssdタイプがコスパ的に圧倒的でパフォーマンスも申し分ないです。

iopsは保証されているわけではないようなので一概には比較できないんだなあと思っていますがSSDならある程度は維持できると予想しています。なのでsakuraとniftyのssdはめちゃくちゃお得かもしれません。

sakuraのssdタイプは300GBまでの選択しかできないようですがお願いすればそれ以上の割り当ても可能かもしれません。ダメだったとしてもいくつかをmdで束ねることでコスパを維持したまま大容量で高パフォーマンスを享受できるのではないかと思います。ちなみにniftyのssdタイプも300GBまでの容量です。

それにしても各社さん同じような機材を使っているように思うのですが、どこで差がつくのでしょうかね?

qos?混雑具合?

awsのようにプロビジョンドIOPSのように品質保証が可能となってくれば高くても選択肢の一つとして検討できるように思います。

各社さんの見解を聞いてみたいですね。

ちにみにawsのiops保証は16KBでの書き込みで設定されています。
プロビジョンドIOPSで2000IOPSでボリュームを作成したなら、1秒間に16KBの書き込みが2000回可能。32KBなら1000回/秒。64KBなら500回/秒とのことです。

価格設定は下記の通りです。

IOPS 月額 EBSボリューム(100GB) トータル月額(円)
100 1,200 1,500 2,700
500 6,000 1,500 7,500
1000 12,000 1,500 13,500
2000 24,000 1,500 25,500

※1ドル100円換算

プロビジョンドIOPS設定をしなければ100GBで1500円/月
100iops相当のパフォーマンスとのことです。

最後に誤解がなきよう付け加えます。

いろんな指標でawsが悪い結果となっていますが、
プロビジョンドIOPSやその他機能も多く揃っており今でも増え続けています。
自分にとって必要な機能を見極めた上で価格などの比較を行っていくべきかなと思います。

特に、グローバルに展開する企業やサービスにとっては唯一無二の存在で、
その他グローバルに展開する事業者があるのは確かですが、リージョンの多さとその情報量の違いは他を圧倒しているのではないでしょうか。

うちも海外向けサービスならAWS使っちゃうかなあ。

クラウド, 小ネタ

小ネタです。

先ほど各パブリッククラウド環境で600MBのファイルをダウンロードしてみました。

dmmのバックボーンに直結したサーバで1Gbps回線を持つサーバからのダウンロードです。

コマンドは下記です。
wget ftp://mirror.dmmlabs.jp/linux/centos/5.10/isos/x86_64/CentOS-5.10-x86_64-bin-2of9.iso

パブリッククラウド 回線種別 速度 時間
nifty 1G共有 102 MB/s 2013-11-28 00:34:28
ncom 1G共有 11.7 MB/s 2013-11-28 00:39:59
idcf 1G共有 88.8 MB/s 2013-11-28 00:29:12
sakura 100M共有 15.3 MB/s 2013-11-28 00:29:55

nifty(102) > idcf(88.8) > sakura(15.3) > ncom(11.7)

sakuraは100M共有なのでncom以外は問題ないです。安定しています。

ncomはこの時間混雑しているようです。かなり影響がありyumのupdateなども動かない状態でした。

 

クラウド

各社のクラウド環境でディスク周りのベンチマークを取ってみましたので共有します。

/rootボリュームと増設ボリュームでのベンチとなります。

まずは/rootボリュームから

randreadでコマンドは下記です。
fio –direct=1 –rw=randread –bs=4k –size=5G –numjobs=64 –runtime=10 –group_reporting –filename=iofile –name=file1

※1Core/2GBサーバ

ゾーン iops latency 月額 iops価格性能比
nifty
east-11
2804 50msec
36%
10msec
27%
20msec
26% 
18,144 155
nifty
east-12
2339 50msec
35%
20msec
27%
10msec
25%
18,144 129
nifty
east-13
1972 10msec
41%
50msec
31%
20msec
20%
18.144 109
ncom-1a 678 100msec
80%
250msec
14%
50msec
2%
3,780 179
ncom-2a 1946 50msec
84%
20msec
9%
100msec
4%
3,780 515
sakura
第二
5769 10msec
56%
20msec
37%
50msec
6%
2,500 2307
sakura
第一
6030 10msec
88%
100msec
11%
4msec
1%
2,500 2412
idcf 653 100msec
58%
250msec
31%
10msec
2%
12,240 53
参考
iodrive
109061 0.5msec
47%
0.75sec
32%
1msec
13%

iops価格性能比順を示します。

sakura1(2412) > sakura2(2307) > ncom2a(515) > ncom1a(179) > nifty11(155) > nifty12(129) > nifty13(109) > idcf(53)

ここで特筆すべきはncomのクラウドはゾーンの違いによりパフォーマンスに大きな差が出ている。その他のクラウドはゾーンに違いによる変化はないのですが、ncomでは使っている機材がまったく異なっているのでしょうか。それとも混雑しているのでしょうか。

次に増設したストレージの比較

コマンドは下記としました。

fio –direct=1 –rw=randread –bs=4k –size=1G –numjobs=32 –runtime=10 –group_reporting –filename=iofile –name=file1

 

ディスクタイプ 容量 iops Latency 月額 iops価格性能比
nifty40 100GB 28882 0.5msec
31%
0.75msec
25%
2msec
17%
4,200 6876
nifty200a 100GB 29804 0.5msec
41%
0.75msec
21%
2msec
13%
5,250 5676
niftyssd 100GB 29303 2msec
54%
1msec
28%
0.75msec
15%
25,200 1162
ncom100 100GB 15233 2msec
52%
4msec
40%
1msec
7%
1,050 14507
sakurassd 100GB 8755 4msec
97%
10msec
3%
3,675 2382
sakura標準 100GB 2001 10msec
44%
4msec
51%
1msec
10%
2,100 952
idcf 100GB 38256 1msec
49%
0.75msec
28%
2msec
16%
6,048 6325

ncom(14507) > nifty40(6876) > idcf(6325) > nifty200a(5676) > sakurassd(2382) > niftyssd(1162) > sakura標準(952)

相対的に見ればsakuraとniftyのssd以外はどれでも良いように思います。

latencyとiopsの高性能モデルで選ぶならidcfとnifty。コスパならncomですかね。

驚くべきところとしてはniftyのパフォーマンス。
どのタイプのボリュームを選択しても変わらないパフォーマンス
IOPS値の保証がない事をリスクとして承知の上で利用するのであれば有りかも。

国産でもAWSのようにプロビジョンドIOPSで性能保証するサービスを期待しています。

3PARの今後のファームでqosが使えるようになるそうでiopsが保証される時代がやってきそうではありますがまだ先ですかね。

 

クラウド

各社のクラウド内のゾーンでCPUの違いを調べてみました。

まずはCPUの型番のおさらいから
※私の知っているクラウド環境でインテル以外のCPUがいなかったのでインテルでの比較のみです。

とりあえず、サーバ製品はXeonの下記の型番だけ覚えておけば良いです。左のほうが最新のCPUです。右側へいくにつれて古い型番のCPUです。
ivyは10月くらいからの製品に搭載されるようになってきました。なので、まだクラウド環境ではお目にする機会はないかもです。遭遇するとラッキーかもしれません。

ivy bridge(E5系v2) > sandy bridge(E5系) >>> westmare(*5600番台) > nehalem(*5500番台) > Harpertown(*5400番台)

また、sandy bridgeからはかなり性能が上がっています。出来ればsandy以降のCPUを選択したいところです。

では、各社を見ていきましょう。

まずはNIFTYクラウドから

NIFTYクラウドはゾーンが3つ存在しています。

1Core 1GBモデル

ゾーン CPU型番 スコア
east-11 X5680 3.33GHz 1544
east-12 X5690 3.47GHz 1564
east-13 E5-2690 2.90GHz 1643

east-13がスコア的にもCPUの型番的にもいいですね。同じコストならeast-13が良い選択かも
※世代が変わってもスコアが合うように設定されているのがわかりますね。

次にさくらのクラウドです。2つのゾーンが存在しています。

1Core 1GBモデル

ゾーン CPU型番 スコア
石狩第一 X5675 3.07GHz 1391
石狩第二 E5-2640 2.50GHz 1407

さくらのクラウドはE5のsandy bridgeが使える石狩第二が良さそうです。

ただ、上記2社は、どのゾーンであってもスコアが合うように設定されていて、どちらのゾーンを選択しても平等になるようになっているようです。※私的にはスコアが同じでもsandyを選ぶかな。

次々と進化していくCPUですが、どこまで同じスコアで合わせいけるのか。
CPUが劇的な進化を遂げたときどのような変化が起こってくるのか非常に楽しみです。
性能に合わせた価格設定になるのかな?

さて、次の会社へいきましょう。

ncomとidcfはゾーンが2つあるのですが、いずれも同じ型番のCPUとなっていました。

最後にAWSです。

有名なインスタンスガチャです。
※awsは同じゾーンで違う型番のCPUが混在しています。

m1.smallとm1.midiumを各20個作ってみました。

出現回数 インスタンスタイプ CPU型番 スコア
18 m1.small E5645 2.40GHz 142
2 m1.small E5507 2.27GHz 137
8 m1.midium E5645 2.40GHz 337
12 m1.midium E5-2650 2.00GHz 309

ここでも他のクラウド事業者同様。スコアがばっちり合うように設定されてますね。どのような型番であっても同じようなスコアになっています。

AWSは少し違うアプローチでCPUの仕事量を調整しているようですね。
同じ型番、同じコア数でもインスタンスのタイプでスコアに違いが出るようになっています。こうすることで各インスタンス間で明確な差別化が行われています。
最新のCPUに足かせをつけることによって3つも4つも世代が古いCPUでも売れる。すごく効率的でAmazon社的には良いのだろうと思います。ただし、現状、価格に反映してなさそうなのでどうなんだろうなあとも思う。。

一方、国産クラウドばCPUのコア数でインスタンスタイプ間で差別化するようになっていてパフォーマンス重視を打ち出しているように見えます。価格性能比もいいですし。国産頑張っていると思います。

 

クラウド

 

比較するクラウドは6つ

idcf cloud: http://www.idcf.jp/cloud/
sakura cloud: http://cloud.sakura.ad.jp/
nifty cloud: http://cloud.nifty.com/
amazon aws: http://aws.amazon.com/jp/※1ドル100円換算、1か月を30日として計算
nttcom cloudn: http://www.ntt.com/cloudn/
g
mo apli cloud: http://cloud.gmo.jp/

自分としてはパブリッククラウド環境を選択する上で一つの指標として使う事にしようかなと考えてます。

ここでは1000円あたりの性能比でも比較します。

参考までに物理サーバの結果も載せています。

ベンチマークソフトはUnixBenchを利用。価格に関しては定価で比較しています。ボリュームやリザーブによるディスカウントについては考慮していません。
また、UnixBenchによるスコアを重要視するのではなく各社が相対的にどの位置づけになるのかだけでも確認できればと考えています。

company type core memory cpu type score 月額 価格性能比
idcf
cloud
s2 1 1G E5-2670 2.60GHz 1012 5,760 175
s4 1 2G E5-2670 2.60GHz 1035 12,240 85
m4 2 4G E5-2670 2.60GHz 1763 15,840 111
m8 2 8G E5-2670 2.60GHz 1786 22,320 80
sakura
no cloud
1 1G E5-2640 2.50GHz 1407 1,900 741
1 2G E5-2640 2.50GHz 1403 2,500 561
1 4G E5-2640 2.50GHz 1403 4,075 344
2 4G E5-2640 2.50GHz 2186 8,145 268
4 8G E5-2640 2.50GHz 3481 11,445 304
12 48G E5-2640 2.50GHz 5897 55,545 106
nifty
cloud
small 1 1G E5-2690 2.90GHz 1636 13,335 123
midium4 2 4G X5680 3.33GHz 2821 35,070 80
extra-large16 6 16G X5680  3.33GHz 5930 106,470 56
amazon
aws
m1.small 1 1.7G E5645 2.40GHz 153 11,160 14
m1.large 2 7.5G E5645 2.40GHz 649 30,168 22
m3.2xlarge 8 30G E5-2670  2.60GHz 1542 107,856 14
ntt com
cloudn
m1.small 1 2G QEMU rhel6 2GHz 1306 3,780 346
m1.midium  2  4G QEMU rhel6 2GHz  1632  7,560  216
m2.4xlarge 16 64G QEMU rhel6 2GHz 5056 87,780 58
GMO
アプリクラウド
XS 1 4G QEMU rhel6 1146 11,970 96
XS
High-CPU
2 4G QEMU rhel6 1676 17,640 95
SS 2 8G QEMU rhel6 1679 23,310 72
SS
High-CPU
4 8G QEMU rhel6 2962 33,690 88
S 16G QEMU rhel6 3063 44,100 69
M 6 30G QEMU rhel6 3519 81,900 43
L 10 60G QEMU rhel6 4362 157,500 28
XL 12 120G QEMU rhel6 4550 258,300 18
物理サーバ
localdisk @DMM
参考ベンチ
 – 32 32G E5-2450L 1.80GHz  6289  11,000 571
 XenServer
iSCSI @DMM
参考ベンチ
–  4G X5650 2.67GHz  1415   3,500 404 

パフォーマンススコアが高い順(1Core)

nifty(1600) > sakura(1400) > ncom(1306) > gmo(1146) > idcf(1000) > aws(153)

niftyが強い。awsは不得意な項目により足を引っ張ってスコアが低いのではなく全体的に低い。
※niftyは3.33GHzなので電気代が半端ないんだろうなあと想像がつきます。

1000円あたりの性能で比較してみよう。
※価格性能比=スコア/月額利用料*1000

sakura(741) > ncom(346) > idcf(175) > nifty(123) > gmo(96) > aws(14)

特筆すべきはniftyではないでしょうか、順位が3つも下がっています。
この基準だとさくらの圧勝で機能を絞ることによって別の顧客層へアプローチできるのではないかと思います。ncomも優秀

では、2Coreではどうでしょうか

nifty(2800) > sakura(2186) > idcf(1763) > gmo(1676) > ncom(1632) > aws(649)

こちらもniftyが強い。awsは1Coreの時と同じような状況です。

1000円あたりの性能も見てみましょう。

sakura(268) > ncom(216) > gmo(112) > idcf(111) > gmo(95) > nifty(80) > aws(22)

基本的にはスペックが上がるとコスパが悪化する傾向ですかね。
先ほどと同様niftyについてはsakura、nttやidcfに逆転されています。ここでもNTTは意外と優秀です。

1コアあたりの性能スコアが1400以下で良いなら、さくらのクラウドが一番コスパが高い

1600以上が必要ならniftyの一択でもいいかな。

ただ、1600以上の性能が必要な環境はあまりないような気もしますので、性能2番手でコスパ1番のsakuraが個人的には好きです。

性能のNIFTYクラウド。コスパのsakuraといったところでしょうか。

 

散布図はこちら。
これを見ると物理サーバはおいておいてsakuraとncomがバランスが良いように見えます。

clouccompare

※ 重要ポイント

最適なサイジングから価格性能比で選択

あとは信頼性、高機能、直観的なインターフェースやサポート体制などで選択するわけですが、
一部を除いて横並びのようにも思います。なのでクラウドストレージプロバイダのNirvanixのように事業停止のリスクが低い会社というのも判断基準としても良いかもしれません。

p.s.

niftyクラウドはゾーンによってCPUの型番が違うようです。

ゾーンが新しければ新しいほど新型のCPUになるようなので、気にされる方はゾーンの選択から考えたほうが良いかもしれません。

古いゾーンは将来的には価格で差別化しないと誰も使ってくれなくなる恐れがあるかも。償却が終われば圧倒的な安さで提供する業者も出てきそうですが。

 

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